はじめに
SNSやマッチングアプリで知り合った相手から
「一緒に将来のために資産を増やそう」「私もこの投資で利益を出している」と
投資を勧められたことはありませんか。
近年、恋愛感情や信頼関係を利用して暗号資産(仮想通貨)への投資を勧め
偽の取引サイトへ送金させるロマンス型投資詐欺の相談が増えています。
消費者ホットセンターでは、複数の相談事例をもとに勧誘方法や送金の流れを分析したところ
サイト名や担当者名が異なっていても、多くの共通点が確認されました。
ロマンス型投資詐欺とは?
ロマンス型投資詐欺とは、恋愛感情や親近感を利用して被害者との信頼関係を築き
暗号資産や投資名目で送金を促す詐欺の手口です。
加害者は、恋人や結婚相手を装うだけでなく
「海外勤務」
「投資会社勤務」
「資産家の親族がいる」などと説明し
投資に詳しい人物を演じるケースがあります。
一定期間やり取りを続けることで相手への警戒心を薄れさせ
その後「自分も利益を出している」「一緒に資産形成をしよう」と投資へ誘導する流れが多く見られます。
ロマンス型投資詐欺で確認されている勧誘の流れ
多くの相談事例では、次のような流れが確認されています。
- SNS・マッチングアプリで知り合う
- 毎日メッセージを送り親密になる
- LINEやWhatsAppなどへ誘導される
- ビデオ通話などで信頼関係を築く
- 将来や結婚の話をする
- 投資や暗号資産の話題を持ちかける
- 正規の暗号資産取引所で暗号資産を購入させる
- 指定された投資サイトへ送金させる
- サイト上では利益が表示される
- 出金時に追加費用を請求される
この流れは、サイト名が異なっていても共通して確認される特徴です。

よく見られる特徴

SNS・マッチングアプリから接触する
Instagram、Facebook、Threads
マッチングアプリなどで知り合い、何気ない会話から距離を縮めます。
最初から投資の話をすることは少なく
日常会話を重ねて信頼関係を築く傾向があります。
LINEなど別の連絡手段へ誘導する
ある程度やり取りが続くと
「LINEの方が連絡しやすい」「WhatsAppで話そう」などと別の連絡手段へ移ります。
これにより、被害者との関係をより密接なものにしようとします。
ビデオ通話や写真で安心させる
実際にビデオ通話を行ったり、本人らしい写真を送ったりして
「実在する人物だから大丈夫」と思わせるケースがあります。
しかし、ビデオ通話をしたからといって、安全とは限りません。
将来や結婚の話をする
「一緒に暮らしたい」「結婚資金を作ろう」など
将来を連想させる話題を持ち出し、心理的なつながりを強めます。
このような言葉は、投資への警戒心を下げるために利用される場合があります。
投資経験があるように装う
「親族が投資会社に勤めている」「叔父が資産運用を教えてくれている」など
投資の知識が豊富であるかのように説明し、安心感を与えるケースも確認されています。
出金時によくある請求内容
相談事例では、利益が表示された後に、さまざまな理由で追加送金を求められるケースが見られます。

例えば
- 税金
- 保証金
- 認証費用
- 口座解除費用
- 金融機関コード確認費用
- 管理手数料
- 監査費用
などが挙げられます。
これらを支払えば出金できると説明されても、追加費用を支払う前に慎重な確認が必要です。
分析した共通点
消費者ホットセンターでは、複数の相談事例を分析した結果、次のような共通点が確認されました。
恋愛ではなく送金が目的
恋愛感情を利用して信頼関係を築いているように見えても
最終的な目的は暗号資産などの送金へ誘導することにあると考えられる事例が多く見られます。
正規の暗号資産取引所が利用される場合がある
CoincheckやbitFlyerなど、実在する暗号資産取引所で暗号資産を購入させた後
指定された投資サイトへ送金するよう案内されるケースがあります。
正規の取引所を利用していることだけで、安全性が保証されるわけではありません。
サイト上の利益表示だけでは判断できない
投資サイトに利益が表示されていても、その表示だけで実際に利益が出ているとは限りません。
出金できるかどうか、追加費用を求められていないかなど、慎重な確認が重要です。
このようなメッセージには注意
次のような言葉で投資を勧められた場合は、慎重な判断が必要です。
- 「私も利益が出ている」
- 「叔父が教えてくれた投資」
- 「今だけ参加できる」
- 「新規上場前だから利益が大きい」
- 「一緒に将来のために資産を増やそう」
- 「結婚資金を作ろう」
信頼している相手からの提案であっても、送金を急かされる場合には注意が必要です。
被害を防ぐために
ロマンス型投資詐欺の被害を防ぐためには、次の点を意識しましょう。
- 送金を求められてもすぐに応じない
- 出金時に追加費用を請求されたら慎重に確認する
- やり取りのスクリーンショットや送金履歴を保存する
- LINEやSNSのメッセージを削除しない
- 一人で判断せず、信頼できる第三者へ相談する
まとめ
ロマンス型投資詐欺は、恋愛感情や信頼関係を利用して
暗号資産(仮想通貨)への投資を勧め、最終的に偽の投資サイトへ送金させる手口が確認されています。

消費者ホットセンターが分析した相談事例では
利用されるSNSやサイト名、担当者名は異なっていても
信頼関係を築いて投資へ誘導し、出金時に追加費用を請求するという流れには多くの共通点が見られました。
次のような状況に当てはまる場合は、一度立ち止まって慎重に確認することをおすすめします。
- SNSやマッチングアプリで知り合った相手から投資を勧められた
- 暗号資産(仮想通貨)の購入や送金を依頼された
- 投資サイト上では利益が表示されているものの出金できない
- 税金や保証金、認証費用などの追加費用を請求された
送金後であっても、状況を整理することで今後の対応を検討できる場合があります。
不安な点がある場合は、一人で判断せず早めに相談することが大切です。

もちろんです。
これまでの記事と同じように、SEOを意識したFAQにすると、「ロマンス詐欺」「マッチングアプリ」「出金できない」「仮想通貨」などの検索キーワードも自然に含めることができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ロマンス詐欺とはどのような詐欺ですか?
ロマンス詐欺とは、SNSやマッチングアプリなどで知り合った相手を
恋愛感情や信頼関係を利用し、投資や暗号資産(仮想通貨)への送金を勧める詐欺の手口です。
親しくなった後に
「将来のために資産を増やそう」「私も利益を出している」などと投資を勧められ
最終的に偽の投資サイトへ送金を促されるケースが確認されています。
Q2. マッチングアプリで知り合った相手から投資を勧められました。大丈夫でしょうか?
マッチングアプリやSNSで知り合った相手から
投資を勧められた場合は慎重な判断が必要です。
相手が実際にビデオ通話をしていたり、日常生活の写真を送ってきたりしても
それだけで安全とは判断できません。
投資を勧められた場合は、送金する前に第三者へ相談することをおすすめします。
Q3. 暗号資産(仮想通貨)を送金してしまいました。どうすればよいですか?
すでに暗号資産を送金してしまった場合でも、まずは追加送金を行わず
これまでのやり取りや送金履歴を保存してください。
LINEやSNSのメッセージ、送金履歴、投資サイトの画面などは削除せず
状況を整理したうえで今後の対応を検討することが重要です。
Q4. 出金時に税金や保証金を請求されています。本当に支払う必要がありますか?
相談事例では
「税金」「保証金」「認証費用」「口座解除費用」「金融機関コード確認費用」などの
名目で追加費用を求められるケースが確認されています。
このような請求を受けた場合は、すぐに支払うのではなく
請求内容を十分に確認することが大切です。
Q5. 利益が表示されているのに出金できません。利益は本物なのでしょうか?
投資サイト上で利益や資産額が表示されていても
その表示だけで実際に利益が存在すると判断することはできません。
相談事例では、利益が表示されていても出金時に追加費用を請求され
結果的に出金できなかったケースが全ての事例で確認されています。
Q6. ビデオ通話をした相手なので信用していました。それでもロマンス詐欺の可能性はありますか?
ビデオ通話を行っていたとしても、それだけで安全とは限りません。
相談事例では、ビデオ通話や音声通話、
本人確認書類らしき画像などを利用して信用させるケースも確認されています。
相手が投資や暗号資産への送金を勧めてきた場合は、慎重に判断することが重要です。
Q7. ロマンス詐欺かどうか判断できません。相談だけでも可能ですか?
はい。相手とのやり取りを続けている段階でも
不安な点があれば早めに相談することをおすすめします。
「本当にロマンス詐欺なのか分からない」「投資を勧められて迷っている」といった段階で
状況を整理することで冷静な判断につながる場合があります。
Q8. ロマンス詐欺で使われる投資サイトにはどのような特徴がありますか?
相談事例では、サイト名は異なっていても、次のような特徴が共通して見られます。
- SNSやマッチングアプリから勧誘される
- 暗号資産(仮想通貨)の送金を求められる
- サイト上では利益が表示される
- 出金時に税金や保証金などの追加費用を請求される
- 「支払えば出金できる」と説明される
このような特徴が見られる場合は、一度立ち止まって状況を確認することが大切です。

参考情報
ロマンス型投資詐欺に関する情報を確認する際は
一つの情報だけではなく複数の情報源を参考にすることをおすすめします。
ロマンス型投資詐欺では
名称や勧誘方法を変えながら同様の手口が繰り返されるケースも報告されています。
そのため、公的機関が公表している注意喚起や
相談事例をまとめた情報もあわせて確認することをおすすめします。
さらに詳しい情報や、個別案件ごとの相談事例
各機関による注意喚起について知りたい方は、以下の情報も参考になります。
消費者支援協会
ロマンス型投資詐欺や詐欺サイトの相談事例、調査記事、被害の傾向などを公開しています。
ロマンス型投資詐欺と共通する手口が確認された事例として、以下の記事もご覧ください。
- CoinChief VC Roundに関する相談事例
- Currency VC Roundに関する相談事例
- Bittime VC Roundに関する相談事例
- Pionex VC Roundに関する相談事例
- Bitairtに関する相談事例
- SALOに関する相談事例
- Evoexに関する相談事例
- Vantaに関する相談事例
金融庁
無登録業者や投資に関する注意喚起など、金融取引に関する情報を公開しています。
警察庁
SNS型投資詐欺やロマンス詐欺など、各種詐欺被害の防止に役立つ情報を公開しています。
無料相談のご案内
次のような状況でお困りの場合は、状況を整理したうえで
今後の対応を検討するためにも、早めのご相談をおすすめします。
- 投資サイトから出金できない
- 税金や保証金などの追加費用を請求されている
- SNSやマッチングアプリで知り合った相手から投資を勧められた
- 暗号資産(仮想通貨)を送金してしまった
- LINEやWhatsAppなどで投資グループへ招待された
- 本当にロマンス型投資詐欺なのか判断できず不安を感じている
消費者ホットセンターでは、現在の状況を丁寧に伺いながら、今後の対応についてご案内しています。
少しでも不安や違和感を感じた場合は、状況が複雑になる前に早めに確認することをおすすめします。

本記事について
本記事は、消費者ホットセンターに寄せられた相談内容や
公開されている情報をもとに、ロマンス型投資詐欺の特徴や勧誘手口を整理・解説したものです。
記事の内容は公開時点の情報に基づいて作成しており
今後新たな相談事例や情報が確認された場合には、随時更新を行います。

